『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

怒涛の着信履歴と電話に出た瞬間絶叫してきた母

始まりの詳細の続きになります。

その日は大雪でした。
普段、子供と一対一なため、あまり除雪作業は出来ずに、旦那に頼りっぱなしの私ですが、あまりの大雪に除雪を少しでもしなければ、と思うほどの大雪でした。

そんな大雪の日に母から連絡がきました。

実家から近い場所といっても、地形の関係で雪の降り方が結構違ったりする地域です。
もしかしたら、実家はあまり雪の被害には合わなかったのかもしれません。

この日は朝から母からの着信がありました。

私はこんなのにかまっていられません。
除雪です、除雪。外は大雪ですよ。

帰ってきてから、落ち着いてから見てみると、着信履歴にビカビカ光る携帯電話。

10時7分・14分・20分・22分・24分・32分・35分に着信。

19分・31分にメール

『おはようございます。お話したくないほど、母がいやでしたか?ごめんなさい』
『どうして 電話に出てくれないの 話さなければと思っています。そんなに母が悪いの?』

ほぼ原文です。
見た瞬間の私の感想は「なんだこれ?」です。
自分のことを『母』と書いているのはそのままです。

42分に意を決して出てみました。
この時に私が持っていた知識は

『構うな。嫌なら電池が切れると言って電池引っこ抜いて切ってしまえ』

という対処法です。思っていたよりも良い対処法でした。

出た瞬間に、母が絶叫してきました。
近くに子供もいるというのに。

『そんなに私が悪いのかぁぁ!そんなに電話に出たくないのかぁぁ!』

絶叫です。本当に『かぁぁ』と伸びていました。
『構うな』という対処通り、叫んでいることを無視し、私は私のことを話しました。

「雪すごいね!そっちは除雪終わったの?こっちはさっきまで除雪してて出られなかったよ!」

『そんなに電話に出たくないのかぁぁ!そんなに私が悪いのかぁぁ!』

会話は成立しておりません。
それでもめげずに、私は話を続けます。

「電話に出たくないって、除雪してたんだよ、除雪。そっちは雪ひどくないの? こっちは酷い雪だけど?子供が電話したいってかわるよ?」

一方的に言ってくる相手には一方的に話を進めてみました。
子供にかわるといっても、スピーカーです。

子供が話始めると、途端にトーンを落とす母。
ですが、テンションまでは変えられなかったようで、いつもより言葉少なげに子供と話す。
私に戻した瞬間、再び

『そんなに私が悪いのかぁぁ!』

ああ、だめだな、これは。
そうどこか冷静に思いました。思いつつも私の体は拒絶反応で震えます。
あまりに煩いから、電話をそっと置いて静かになるのを待ちます。

どうせ叫んでいるだけなのですから、聞いても無駄です。
静かになったところで、電話を拾い、私も一方的に話します。

「そっちとこっちでは生活サイクルが違うのだから、電話に出られないこともあります。今日も除雪をしていたから電話には出られません。電話に出ろと言われても困ります」

また叫ぶので、電話を遠ざけますから、何を言っていたのかは知りません。
静かになったらまたこちらから言います。

「そっちとこっちでは生活のサイクルが違うのだから、いつでも電話に出ろと言うのは無理です、お母さんは同じことされたら嫌じゃないですか?」

そんなようなことを聞いたら、水を得た魚のように生き生きと、嫌なはずのことなのに嬉しそうに話します。

『お祖母ちゃんにはそうされていたの知ってるでしょう! 朝から晩まで電話にずっとかかりっきりだったのよ!』

知ってます、私もその間放置されていますから、ある意味被害者です。
なので、

「知ってるよ、大変じゃなかったの?嫌じゃなかったの?」

母はこんなことを聞かれてさらに大喜びです。

『大変だったよ、それは』
「そう、大変だったことするの、嫌なことを私にもするの」
『でも昔は携帯電話なんてなかったから』
「嫌なことを私にもするのか?って言ってるんだけど」

その後、『祖母みたいなことをしないで!』『そんなに私が悪いのか!』(ループ)『何をそんなにツンケンして意地悪いことを言うのか?』

などを言われました。時折電話を置いていますし、会話も成立しておりませんから、覚えておりません。

あと、実家に来ないこともも意地悪だなんだ言われたので「もう来ないでと言われたし」と返したところ、軽く鼻で笑い、

『そんな言葉、額面通り受け取るなんて、だから貴方は云々…』

と返されました。

『来ないでほしい、具合が悪くなるの! お願いだからもう来ないで!』という言葉を額面通り受け取ってはいけないそうです。
たぶん、言った本人がこの言葉全文を忘れているのでしょう。
『もう来ないで』と言ったけれど、額面通り受け取る愚かで意地悪な娘に変わっていたようです。

母が狂ったかのように叫び、一方的に言っている内容ほぼ全ては、一度聞いたことがありました。
全て母が祖母にされたと、私に愚痴を言っている内容そのものでした。
だから、私が同じことをされたら嫌ではないかと言った際に、されてきたのよ!と嬉々として答えてきたようです。

拒絶反応による恐怖もありましたが、バカバカしくもなりました。
なので
「なに?なに?良く聞こえないよ?変な音しない?聞こえない? あ、携帯電池切れそう…だから」
と言ったあたりで、うまく電池引っこ抜けずにいたら、何故か向こうがブチリと切ってきました。
良くわからないですが、大変ありがたいので、そのまま電池抜きました。

電池が外れたままだと落ち着かないので、電池入れたら
今の携帯って、電源を落とさずに電池を抜いて電池を戻すと、なんと自動で電源ONになるんですね、知りませんでした。

電源が入ると、入ってくる着信。
あまりに怖くて、電池、抜いて放置しました。
ですが、大雪の交通障害も気になります、旦那から連絡が来るかもしれませんので、また電源を入れました。
母からの連絡は無音に設定しておりますが、それでも携帯は光ります。
一度、旦那に携帯をしばらく電源を切る旨連絡し、また電源を落とします。
それから、玄関の扉にチェーンをかけました。
この時はまだ鍵を預けていたのでいつ来るとも限りません。

その間一度メールが入り、

『いつも 中途半端の話しで終わるのですっきりしません。じっくりお話したいとおもうけど これもわがままですね。』

という内容に続き、11時19分・21分・23分・24分・28分・39分・52分とこちらの都合を完全無視しして続く着信履歴。

我が侭だと自分で納得されてないんですか?されてないんですね。
その前に、『すっきりしません』って本音出てますよ。
話して、スッキリしたいだけですよね?これ。

昼をはさんだらしく、鳴りやんだと思ったら、1時5分にまた着信。
そのあとにメール。

『どうして そんなに意地悪をするの? 今度は無視ですか? 話あわなければと 思っているのに、しつこく連絡するの いやです これもわがままですか? うちに 来て下さい 話したいです それも いやですか? 逃げないで 話したいです 母の わがままですか?』

ほぼ原文です。
携帯のせいなのでしょうか?
いつも無駄にスペースがあって、それがこの文章だと恐怖をそそります。
電話に出ないことは意地悪で、無視だそうです。
子供がいて、11時台後半ですよ。食事の用意しているのが一般的だと思います。
それが、意地悪になるそうです、むしろされている気分です。
話し合いとありますが、一対一で一方的に責められるだけと言うのが目に見えてます。
子供がいても、目の前でやられそうです。
話し合いをと思っているのは母だけです。私は思ってません。

『しつこく連絡するの いやです』こっちの台詞です。嫌です。
逃げます、話したくないです、我儘だと思います、連絡しないでください。というのが私の気持ちです。

放置と思いましたが、このまま着信履歴が伸び続ける毎日は嫌だと思ったので、子供が昼寝に入った後に、携帯に電源を入れて以下のように連絡を返しました。

「こちらにはこちらの生活があります。生活サイクルが違うので、申し訳ないですが、そちらに合わせることは出来ません。話を聞けなくて申し訳ありません。でもそちらに合わせるのは無理です。
今は子供も寝ていますから、電話も出来ません。起こさないであげてください。
まだ子供に手のかかる時期です。子供の前でする話でもありません。なので話し合いの時間を作ることは出来ません。
私ばかりに言わず、他にも相談してみてください。」

と驚くべき返信が返ってきました

『どうして? そんな喧嘩ごしになるの?貴方は どうしたいの たまには 顔を出して休んでいって 貴方の生活の中まで入り込むなど ありません それって 母が間違いですか 余計な事ですか?』

こちらもほぼ原文です。
どうしてもなにも、来るなと言われ、電話に何故出ないと絶叫され、これはもう話し合いだ!と意気込まれ、上のように返したところ、別人のような内容です。
『生活の中まで入り込むなど ありません』なんて、十分に入り込まれてます、十分あります。ありすぎます。

今まで私が折れていたので、折れずに返されたので、母の中でどうにかしなければと思った答えだったのでしょうか?
今となれば知ったことではありません。

ただ、何か思ったのかどうかは知りませんが、この日を境に、メールが来ても、電話をかけてくることはなくなりました。

拒絶という手段が効いたのだと私には感じました。

この電話の前後がはっきりとは覚えていないのですが、毒親というカテゴリーにしては何かズレを感じて、探して見つけたのが、ボーダーでした。
ボーダーの話を見つけた時には、そこの母からされたやり方がズラズラと並んでいて、私の中で腑に落ちることが出来ました。

母が毒親かボーダーか、そうなのか、そうでないのかは問題じゃない、自分は今苦しいのか?ということ、これを客観的に箇条書きや、恨み節でしたが、書き出し改めて見直す、そして、逃げよう、逃げるのは正しいと思えました。
そうでないと、今の家庭が壊される。
実家にいた私にはなかったものです。これを失ってまで、尽くす相手じゃないと思ったのです。