『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

エスカレートしていく母

だいぶ日にちも空いてしまいましたが、続きになります。
今のところ、母からの連絡はないままです。
ですが、雪が解けたらどう出てくるかわからないのと、さらに弟の結婚(式はなし)が春にあるので、油断ならないところです。
何も影響が出ないならいいのですが。

では続きになります。

電話が終わってその後何もなかったのかというと、そんなこともありません。
よりエスカレートしていきました。

『関わってはいけない』と、この時の私はまだわかっているようでわかってはおりませんでした。
取りに行く荷物もあった為、頼まれ物も今回限りということにしてしまい、私と子供だけでは不安だったので、旦那も一緒についてきてもらいました。

特に何があるわけでもありません、出かける途中に実家に立ち寄り用事を済ませるだけなのですが、私の体は震えました。
拒絶反応だったのだと思います。

何があるわけでもないと思ったら、母が違和感のある姿勢と変な声で出てきました。
子供もその異様さに驚いて黙っていました。
話を聞くと、頭を強くぶつけてしまい、声がおかしくなった。コブも出来ているし大丈夫心配ない。とのことでした。

何を言っているのかわかりません、本当にわけがわかりません。

頭を打って、どう考えても続けるには疲れそうな無理な姿勢とロボットのような動きに、声まで作ったような変なものになっていました。
コブが出来てるから大丈夫という自己判断もよくわかりません。

こういうのを幾度となく見たことのある人はわかると思います。
いくらわかっていない私でもさすがにわかります。

気を引くための演技です。

ただ、この演技の困ったところは、本人も思い込んでいるため、演技のつもりがない可能性というのがあったりします。
こんな演技をしている母ですが、父や私が具合が悪いというと「大袈裟だ!」と冷たい態度で接したり、愚痴を言ったりするのです。

おかしな声でひたすら大丈夫だというので、そのまま鵜呑みにし、「大事にしてね」と自分でも白々しい言葉をかけました。
そんなおかしな状態なのに、また頼みごとをしてきた。
私が作っていた塩麹を作ってほしいと容器を押し付けてきた。

「いつでもいいから、いつまでかかってもいいから」

今は手元に麹が用意できないからしばらく作れないと言っていたのだけれど、そういう自分に都合の悪いことは聞いていないようです。
断りにくくするために、期限を設けず、よろよろとした演技を続けお願いしてくるのです。

「いつになるかわからないよ」

といって受け取ってしまいました。あとから酷く後悔しました。
忘れたままにしておこうとしても、容器が場所をとるので、後に伺った時に家に残っていた塩麹を詰めて、作り方のコピーを添えて、もう受けられないとはっきり断れました。
私の母に関しては、こういう断り方が一番断りやすいと判断してこういう方法をとりましたが、のど元過ぎた頃にまた懇願してくる可能性もあります。
実際、このすぐ後に一気に大量の頼みごとをまとめてぶつけられたのですが、話がそれてしまうので、それはまた書こうと思います。

この時は無事にやり取りを終えて、家に帰りつきます。
手元に塩麹の容器を抱えて。

数日後、朝にメールが来ます。受け取った荷物の件だったので、そのまま放置し夕方にメールを返します。

母は午前中は、定年でもう家にいる父に外出してもらい、家事をしたり自分の時間としています。
なので、午前中に電話やメールが来ることがほとんどで、昼時や夕方になるとメールくらいで電話はしてくることは今のところありません。
なので、午前中さえやり過ごせば、なんとかなることが多いので、夕方に連絡を返すようにしようと対策することにしました。

また、何日もしないうちに、朝に電話とメールが入っていました。
この日のメールは私にとっては一種の脅しのようなメールです。
ですが、他からみたら、何のことのないメールです。
電話やメールに返事をしなかったので、二通目からは

「具合がわるいの?」
「具合がわるくて電話に出られないの?心配ですから電話をください」
「連絡ください とても心配です」
「連絡ができないほど具合がわるいの 様子を 見に行こうか?」

何も知らない人が読んでも、心配してくれる優しいお母さんです。
でも、このメール5分から10分間隔で順に送ってきました。
しかも、着信が12件もこの間にかけてきているのです。
私にしてみれば、ホラーです。脅しメールにしか見えません。
上から

「具合が悪くて出ないのか?出れるでしょう?」
「電話くらい出れるでしょう? 電話をください」
「連絡をしなさい。こちらはこんなに心配しているのだから連絡してきなさい」
「連絡もする気がないのなら、鍵も持っているし直接行きますよ」

に見えてきます。私がおかしいのでしょうか?
でも、たぶん似たような体験をした方には、同じように見えるのではないでしょうか?

それに冷静に考えても、具合が悪くて出られない相手に5分から10分間隔で連絡をするでしょうか?
しかも、メールだけではなく、電話も12件も。

この脅しともとれる怒涛の着信履歴とメールに少し慌てながらも、母が行動できるのは父が帰宅してから父の車でしか動けないし、動かないだろうと考え、震えながらも昼時を狙い電話をしました。

子供も近くにいるので出来るだけ明るい声で、『気が付かなかった、お昼ご飯はこちらはまだ食べてない、子供も話がしたいらしい』など、母が昼ご飯の用意、もしくは後片付けで忙しいのを見計らって連絡をしました。
おかげですぐに終われました。
一安心と思いつつも、あまりに怖く思い家の扉にはチェーンをかけました。

ですが、母はまだ連絡をしてきます。
怒涛の着信とメールの日にはすでに避けられていることにも気付いていたのだと思います。
避けられているとわかっている相手にこれだけ連絡を一方的に出来るのも信じられません。
こんな連絡の仕方をして、嫌がっている相手が出ると思うのでしょうか?

そして、この怒涛の日から一週間もしない内に、さらに激しい母の連絡が届きました。