『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

私を否定する母

母は私に暴力は振るわないし、虐待とはっきりわかるような虐待はしませんでした。
ただ、私が思ったことを言うと、否定。
その否定の仕方が、ただの否定とはちょっと違うんです。

私が本当に本心から言った言葉だというのに「どうしてそんなことを言うの?ちゃんと素直に話しなさい」というのです。

素直ってなんでしょう?
今流行りの「♪ありのーままの~」ってヤツです。観たことないですが。
ありのまま、思った通りの言葉を述べて、私は全力で母に向かいます。
ですが、それを聞いた母は「あなたはなんて素直じゃないんだろう。もっと素直になりなさい。そうは思ってないのでしょう」というのです。
私の思っていることを思っていないことにされるんです。そういう否定です。

ただ、私はどうにも我が強いところがあるので、違うと言い張り、母は「なぜそうやって歯向かうのか」と怒っていました。

思ったことを言えと言われ、思った通りに言えば、反抗とみなされ怒られる。

それが私の日常でした。
繰り返されれば、怒られることが嫌になり、母が望む答えを分析し、たぶんそうであろうと思う答えを答えるようになりました。
そうすると、素直になったと母は怒りません。
時間もかからないし、ずっと楽なんです。自分を出せば厄介になる。
そんなことは園児くらいでわかってましたし、実行してました。

でも、どうしても子供だから、わかってもらいたいと思って時折、我を出してしまうんです、懲りずに。
必ず、踏みにじられる結果が待っているのに、いくつになっても母の理解を求めてしまっていました。

不幸とかそんなのではなくて、これが本当に日常で当たり前でした。
今はそれがおかしくて、押さえつけられていたとよくわかります。
わかったのなら、抜け出せばいいだけです。それだけです。

そんなこんなで、母にしてみれば『素直でなく生意気で常に歯向かうかわいくない娘』が私です。
私には弟がいます。
ひがみなのかなぁと思っていた時期もありましたが、ちゃんと考え直してみたら明らかに贔屓されていたとわかります。
だからどうってこともなく、かわいくない娘より、かわいい息子の方が大事でしょう。

虐待といえば虐待なんだろうけれど、表面的じゃないからモヤっとします。

あと、何かとバカにされるというか卑下されていた事も多かったですね。
それを今は私の子供を媒体にしてするので、これは何があっても許されることではありません。

たとえば大人しく待っている子供に、「この子はおとなしすぎておかしい、いずれ爆発するよ」と子供の目の前で言ったり、私が子供を褒めていると、「そんなこと誰でも出来るよ」と鼻で笑ったり。
自称子供好きな母ですが、純粋な子供好きではないと今ははっきりわかります。
言われた時は、そんな事言わないでよと反論してもどこ吹く風でした。
どうやら、私を不安にさせたくて言ってるようなのですが、それに子供を巻き込むなんて許せるわけありません。
親ばかと言われようとも、これだけは絶対に許すつもりはありません。