『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

体調不良と私と母

家族がインフルエンザにやられバタバタしています。

2歳になる子供は今まであまり寝込む事はなく、熱で辛くて暴れる我が子をみながら、手があくと自分の時を思い出していました。

私が風邪等で寝込むと、最初は優しく看病してもらえた気がします。
幼稚園児の頃、具合が良くなかったときに、食べやすいように一口サイズに作られたサンドイッチがとても嬉しく、あまりに嬉しくて、違う日に具合が悪いと嘘を付いたのです。
子供の分かりやすい嘘ですから、見破られて酷く怒られました。
これは普通の事です。
怒られて当たり前です。
この事があってから、私はこの嘘を一度ついたせいで、体調不良を信じてもらえないと思い込んでいました。それぐらい悪い事をしたと思っていました。

弟は持病があり、よく病院にかかっていました。
体が辛いらしく、寝込む時もぐったりし、家族みんなで心配したものです。

一方はぐったりした辛そうな持病。
一方はただの風邪。
対応も変わってきます。
変わり過ぎて、小学生くらいのときには、風邪をひくと「自己管理が出来てない!」怒られていました。
母が言うには母の実家では風邪をひくとそう怒られるのが当たり前だったそうです。
だから私も怒られるのだそうです。
なので多少具合が悪くても言わないようにしました。
弟の持病はよく出たので、出来たら私になど構ってられなかったのでしょう。
一度だけ弟は自己管理ではないの?と聞いたら、こんな風に苦しんでいるのを見てよくそんな事がいえると烈火の如く怒られました。
私の風邪など大袈裟でかまってもらいたいだけ、そんな風に思われていたようです。
実際、具合の悪い時ですから不安になるし、構って欲しかったです、大人ならまだしも、子供の頃には自己管理が出来てないというのは辛い言葉でした。

逃走する少し前、自己管理があまりに全く出来てない母にそう伝えたら「育て方を間違えた、なんて冷たいんだろう」と嘆かれました。
体は一つしかないのに大量に予定を入れ、体が辛い!と私に文句を「私はこんなに頑張ってるのよ!」と言うのです。
子供ならまだしも、いい大人が何を言っているんだろうと呆れました。

私が貧血を起こすようになった時も、母と何か言い争っている時に貧血を起こし「都合のいい貧血だね」と冷たく言われました。
好きでそうなったわけではありません。
自分の不調が恨めしく思いました。

その他、母の実家の風習で、小学生くらいから家の仕事が割当られ、私は最初は玄関掃除だったのが、途中から茶碗洗いになり、それから酷い手荒れに悩まされました。

母はその手荒れを気にして、茶碗洗いを止めさせるのではなく、手に良いクリームや、サプリメントや、手荒れしにくい洗剤やら、それらに力を入れ、「何故良くならないのかな、こんなにしてるのに」といった具合です。

手荒れを治したいなら、何故良くなるまで茶碗洗いをさせないという方法をとらなかったのか私にはわかりません。
雑だ汚い等と言われながら手荒れしていくのだから、苦痛に思っていました。

それなりに大人になってから、小さい頃に引越しの際、私が熱を出して寝込んだ話題があったとき、「あの時は忙しい時に寝込まれて布団も片付けなれなくて大変だった」と聞かされました。
私の病気は母の苦労話になるのです。
手荒れに関しても色々してあげたのに、と母の苦労話。
その後、適応障害鬱状態と診断して助けてくれた優しい先生の話をしても、母には娘がこんなになるまで働かせる鬼のような親扱いされて嫌な先生。になり、調子の悪さで迷惑をかけてしまったことを、自分の何よりもの苦労話になっていき、事あるごとにあの時は、酷い目にあったと、責られます。
この事があってから、働かないと責られ、働こうとしたらまた同じ事になったら困る、あの時は大変だったと責られ、とにかく責られ続ける生活がしばらくありました。

もしかしてと憶測でしかないのですが、私が貧血で倒れた際に「都合のいい貧血」と言われたのは、本人にそういう意識があったせいでは?と、思ってしまいます。

体調不良だと子供は具合の悪さでかなりワガママになります。目の前でいつも以上にワガママな子供を見て実感します。多少のイライラもしてしまいます。
でも、苦しくて辛いのは本人です。
私ではありません。
どうしてそれが自分の苦労話になるのか私には理解できません。
まとまり悪くなりましたが、体調不良になると体調不良になった自分が悪くて見捨てられるような感覚が私にはあります。ボーダーみたいで嫌ですね。