病気は日常茶飯事
今のところは返事無しで静かになっています。
ボーダーをあちこちで読み勉強している中で、言われて改めて意識したのが、母の体調不良です。
まだ私の小さい頃に、祖父は癌で亡くなりました。
親戚、母の兄妹も癌でお一人亡くなっています。
なので、母は具合が良くないと「癌かもしれない」と口癖のように、癌だ癌だ言ってました。
私が小さい時からなので、何十年も癌かもしれないだけで、ドックに引っかかることもなく元気なほうです。
あまりに日常茶飯事に癌だの、もう長くないだの言われていたので、「ああ、またいつもの『癌』が始まった」くらいにしか思ってませんでしたが、そういうことを言わない人には異常に見えるというのが私にはわかりませんでした。
言われてみるとそうなのです。
自分の父親や兄妹が癌で弱っていく姿を見たというのに、よく「癌かもしれない」など言えることがおかしいと言えばおかしいですね。
母は、父親や兄妹の姿より、自分が同じように亡くなることを嘆いていたのかもしれません。
なってもいない癌で。
一度、あまりにしつこくイライラしたので「本当に癌で苦しんでいる人に失礼だ!」と言ったのですが、その時の様子はあまり覚えていません。
たしか、悔い改める、ではなく、ふてくされていたような気がします。
ちょっとした体調不良は全て命に関わるかのような母。
辛いや苦しいを私や弟に訴え続ける母。
だから言う事を聞いて良い子にしなさい。だったのかもしれませんが、そうだとするなら、それはそれでどうかしていると思います。
それに、体調不良は病院で訴えて欲しいところです。
私の体調不良を大袈裟でかまってもらいたいだけと、切り捨てたのは、本人がそうだったせいなのかもしれないと、今書いていて気が付きました。
不調を訴えてくるのはあまりに日常茶飯事で、違和感を持てないでいました。
改めて意識する事が少しづつですが出てきています。
意識出来ていない時は、当り前のどこにでも居る母親と思っていましたし、まともな親だと思っていたんです。
配偶者が誰より先に、おかしいと気付くのはあまりに日常茶飯事過ぎて、ちょっとヘンくらいにしか感じてないからなのでしょう。
あと、自分を守る為におかしくないと反論することもあるんだと思います。
やはり、本人が気付かなければ変われないことな気がします。