『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

私と雛人形と母

前にも少しだけ触れた雛人形の話です。

母から伝えられた事しか私はわかりませんが、私の雛人形は祖父が選んでくれたそうです。
私の前にも従兄妹のお姉さんたちがいるので、母の実家では何回目かの雛人形選び。
毎回祖母が用意していたそうですが、私の時は何故か祖父も見に行きたいとなり、祖父が選ぶ事になりました。
そんな特別な雛人形

だから

何故持っていかないなどというのか?
祖父の気持ちを踏みにじるのか?

と、嫁に出るときに置いていきたいと言った私を責め立て、『気持ち』を持ち出されて罪悪感を覚えた私は、持っていかないという自分の気持ちをねじ曲げ、持って行きたかったんだと思い込むようにしていました。
つい最近までその事に気づかぬままでした。

祖父の気持ちはありがたいです。
ですが、七段もの壮大な雛人形です。
場所を確保するだけでも大変です。
母もこの雛人形、たいそう邪魔だったのかと思います。
だけど、自分では処分したくない。
だから私に持たせた。
そう思ってしまうくらいです。

何故そう思うのか。

保存状態が悪過ぎなのです。

今現在、少しづつ雛人形を整理しています。
整理しながら、怒りを覚えるくらいに状態が悪いのです。
最初に購入したままの段ボール箱、たいていの家はその段ボール箱が収まりがいいので、そのまま片付けしまうとは思います。
私の雛人形も最初の段ボール箱です。
でも本来は段ボール箱は湿気をためやすいので雛人形の保管にはむかないそうです。
それでも新しい箱を用意するには大変ですから、段ボール箱にとなりがちだとは思います。

ですが、実家転勤族でした。
その段ボール箱に紐をくくる程度で、まだ雪深い時期に引越しの荷物として外に放り出されたことが何度もあったのです。

段ボール箱は湿気を吸い、カビやシミが出来、止めてあるホチキスはサビ、しまいには勘違いでマジックで運ぶ場所が書きなぐられています。

そんな段ボール箱に仕舞い続けた雛人形です。

せめてしまうための段ボール箱なら上に何かかぶせて運ぶとかしようとは思わなかったのだろうか?
段ボール箱を止めて代用の箱を用意しようとは考えなかったのだろうか?

ただ時期になると飾り、時期が終わるとしまう。
それだけしかしてないものを。
『祖父の気持ち』を振りかざして持たせるにはボロボロで恥ずかしいとは思わなかったのだろうか?

今まで私の目が曇っていて見えてなかった酷い状態の雛人形
私が持ってきてから傷んだところもあると考えても、それにしても酷い状態です。
整理していて、怒りしか湧いてきません。
結婚前に雛人形供養の話も少ししていたことも思い出し、やはり押し付けたとしか考えられず、怒りが湧き出てきます。

怒ることも大事だと思います。
こんなに怒っているところで、忘れた頃とでも思ったのか誕生日メールなど来ても、嫌悪感しかありませんから。