喉元を過ぎないように

ここへ来る方々は『毒親』や『対処』の言葉で辿り着く方が多いようです。
申し訳ありません、対処らしい対処はしておりません、私がひたすら母と関わりを持たないようにしているだけです。

私の母は一見普通の人です。
他人から見れば、毒親なんて言葉からほど遠い人です。
ですが、私には母と関わることに限界を感じ、もしかしたら私の思い込みかもしれないと思いながらも、もう駄目だと見切りをつけ、関わりを持たないようにしてます。
向こうからの電話には出ない。
メールの連絡でどうしても返信が必要なものだけは返しますが、基本的には返しません。
生活圏内なので、時間が被らないように買い物をしたりしています。
今までやってきた、母から頼まれていた消耗品の買物は全て断りました。
これから何か頼まれ事があっても引き受けません。

そこまでしなくてもいいんじゃないか？
親なのだから手助けした方がいいのではないか？

そんな考えも浮かびます。
ですが、今までの事を忘れずに思い出し、喉元を過ぎないようにして、これからも拒絶していきます。

いつも、受け入れても受け入れなくても、頼まれ事では嫌な思いをさせられるばかりでした。
親の為に何かをしたいという気持ちに辿り着く前に、嫌な思いをさせられるから、だから仕方なく受け入れていたという感じでした。

毒親でここにたどり着いた方で、私のように他人から見たら毒親とは遠い存在で、頼まれ事を断ったら嫌な思いをさせられるとそう感じた方に参考になれば良いのですが…

私は拒絶してます。
受け入れても受け入れなくても、嫌な思いをするのだから、受け入れない拒絶を選ぶ事も出来ると気付けて、しています。
人によっては、拒絶による被害もある方もいるので、対処方法は人によって異なってくるのかもしれません。

ただ、自分が感じている嫌な思いは間違いでも、嫌だから拒絶することは冷たい人間でもないと思います。
今までそれを飲み込んで受け入れていたのだから、と思うのです。
受け入れない選択肢があることを私は知りませんでした。
受け入れない選択肢があるとわかるだけでも違うと思います。