『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

女性特有の感情の共有とその共有の過剰な押し付け

すっかり時間が空いてしまいました。
母からの連絡はなく、とてもよい時間を過ごすことが出来ております。
母と関わっていたら持てない時間だったと思います。
中途半端な家の中の片付けもどんどん進み、スッキリした生活になってきています。
劇的に変わったというわけではないのですが、関わらないことで生活しやすくなってきたのは事実です。
関わらないと生活が変わりましたよ!

 

最近みたもので下のようなものがありました。

【女性の悩みは解決しなくていい】男女の意識差を表した漫画がTwitterで話題に! - NAVER まとめ


男性の問題解決の考え方と女性の感情の共有の話です。

この女性特有の『感情の共有』、母の場合はこの共有を押し付けてきていました。
そして、私自身もこの『感情の共有』で母のことで困っていてどうしていいかわからないという状況を人に『相談』として聞いてもらうことが出来ず、愚痴に偏りがちの『感情の共有』を求めてしまっていたのかもしれないと思い当たることが多々ありました。

個人的に感じていることですが、ボーダーの人はこの感情の共有をうまく使えないのだと思いました。
言えないところではにこやかに共有しているふりをする。
言えるところでは自分の思ったことに共有しなければ許さない。

ボーダーの人は基本的に人を信用していないそうです。
なので、『相談』といってもそれは相談ではありません。
既に自分で答えは出ています。
人の意見など聞こうなんて思っておりません。
必要とあれば誰にも何も言わずにやることをやっています。

逆に『困っている、聞いて欲しい、どうしたらいい?』そんな言葉を言ってきたら、話したいだけです。
ダラダラ話して、自分の行動に言い訳をしているだけです。答えは決まっています。
こちらが考えても基本的には聞き入れようとはしません。
逆に聞き入れられたとした場合、たとえ自分でも思いついていたとしても、何かがあった場合こちらの助言のせいだと責められるだけです。
成功した場合、まるで自分が最初から思いついていたかのように言われるだけです。

ですので、関わりたくない場合は、最初から話を聞いてはいけないのだと思いますし、何を言っても、こちらの話は聞かないか、怒り出すか、結局自分の答えを主張するだけなので、そういうものだと思って無駄に振り回されないようにしたらよいと思います。

 

以前あった母との話をダラダラと書いたのですが、本当にダラダラでまさに『感情の共有』ですので、こういう一例があるという興味のある方だけ下をどうぞ。

前にも少し書いたのですが、何度か弟のことで母に振り回されました。
その中でも、その時も今もバカバカしいと思っているのが、『弟の酒好きの上司への酒を買いに行く』羽目になった話です。
まだ子供が生まれる前の数年も前の話です。

母の中では最初からどうしたいのか考えが決まっていました。
そうとしか思えないのです。
なので、母の中では『私に弟の為にB酒蔵へ行くために車を出してもらう』と決まっていたと考えています。でなければ後から考えても話がおかしいのです。
そして、『感情の共有』の話をふまえると、なぜ母が途中から怒り出したかもわかったような気がしました。

 

その日、母から電話で連絡がありました。

「お勧めの美味しいお酒ある?」

そんな話からスタートでした。
聞けば、弟の新しい職場の上司がお酒が好きだから、実家に帰った時に地酒を買ってきてほしいと頼まれているという話と弟と話をしたというのです。
あとから弟に聞いたところ、本当に世間話程度で用意してほしいという話ではなかったそうです。

そう聞かれた私はというと「お酒って、どのお酒?」と聞き返しました。
こちらの地酒、考え付くだけでも、日本酒、ワイン、ビールと思いつくだけで3種類ありました。
なので、その旨を聞くと最初は戸惑っていたのですが、途中から怒りだし「お酒といったら日本酒でしょう!」と言われました。
最初から日本酒と言ってほしいと言っても、通じません。
むしろ、種類を聞いた私が悪いように言われました。

そして、母から
「酒蔵に行きたいの、どこの酒蔵なら連れて行ってくれる?」
と言い始めました。

私はというと、スッキリしない気持ちがありつつも、
「それならA酒蔵なら何度かいったからいけるよ」
と答えました。

すると、母は「B酒蔵は行けない?行ったことない?」というのです。

あれ?何かおかしいと思いつつも、行ったことはあるけれど、私が運転したわけじゃないし海岸沿いなので自信がない旨を伝え、平坦な道のりなA酒蔵ならいけるから、そっちではだめなのかと聞くと。

「行ったことはあるんだ、あのね、B酒蔵に行きたいの、前に日帰り旅行プランで言った時にとても良かったから云々」

このあたりでだいぶおかしい話になってきています。

私は行ったことはあるけれど、運転してたわけじゃないからあまり道を覚えてない、海岸沿いを運転(片道約二時間)は自信がない、A酒蔵は何度か行ったし、道のりが楽だからそっちなら行けるけれど…

ですが、母はもう日帰り旅行の時の思い出話で一人盛り上がっています。
そして、どうしてもB酒蔵に行きたい、弟のためだ、弟にしてあげたいの、連れて行けという話を押してきます。

さて、普通の方ならどうするのでしょう。
すっかり母に振り回されていた私は、後々ぐだぐだ言われるのも嫌だし、たまに海岸沿いを走るのも悪くないかもしれない(思い込み)、楽しいかもしれない(思い込み)、うん、嫌だけれど行くことにしよう。

そんな思考になっており、断れずに日程を決めて、改装工事中の海岸沿いの片道二時間を走る羽目になりました。

母は、日帰り旅行の思い出を反芻しながら、一人楽しそうに横に乗っていました。
ガソリン代と言われてお小遣い握らされました。

酒蔵につくと、試飲を目の前に「どれがいいかしら?」と聞いてきますが、私は運転しているので飲めません。
「酒蔵まで買いに来たのだから、試飲して決めたらいいんじゃない?」と私が言うも、アルコールに弱い(嫌いではない)母は「酔っちゃうしー、日本酒よくわからないしーとか」酒蔵の人を目の前に失礼な上に、何のためにここまで運転してきたのかと苛立たせる言葉、何度も言いつつ、結局試飲してました。
試飲しながら、どうしよう、どれにしたらいい?とまだ聞いてきました。
とても鬱陶しかったのだけは覚えています。

そして、どうしようをぶつぶつ言いながら、弟の分の酒を購入しておりました。
私は旦那と一緒に飲みたい分を決めて自分で買いました。
母が「私が買おうか?」と聞かれたか聞かれてなかったかは覚えてないのですが、自分で購入したことだけは覚えています。
あとは、お土産に果物をと、それは母がくれたような気がします。

母はひたすら日帰り旅行の思い出に浸っており、それを思い返しては一人だけ楽しそうにしてました。
私もとりあえず、のっかっておきました。

片道2時間、往復で4時間のところ、私が気晴らしにと道を変えてしまった帰り道は3時間くらいかかってしまい、時間が遅くなると急かされながらなんとか無事に帰りつきました。

一日が『弟に酒を持たせる』のために消えました。

後日、弟が実家に顔を出した際に、母が購入したのと同じ日本酒があったので、人に差し上げるなら、味くらい知ってた方がいいかと余計な気を回し、味見程度にどうぞと持って行った際に、
美味しいからもっと飲みたいので一本空けようというのです。
私の味見程度にもっていったのを持って帰えりたいなら、母が買ってきた方を持って帰ればいいみたいことを言われたので、かなりむっとしたのを覚えております。

ここで弟ががぶがぶ飲むために一日費やしたわけじゃないと。

そこで、弟は地酒を上司に頼まれているからおすすめのはある?と少し話しただけで、それを聞いて母がそれなら用意しなければ!と一人張り切っただけとわかりました。

上司に地酒用意してと弟はいいご身分でと思ったりもしたのですが、そうではなく、自分で見繕う予定だったようです。
特別、酒蔵などに行く必要はなかったわけです。
走りにくい海沿いの道を走ったのも、ただ母が

酒と聞いて

酒蔵の酒を!

あの時行った酒蔵行きたい!

連れて行け!

と母が一人で決めて、相談しているかのようで、決めたことをただ遂行したかっただけです。
本当にそれだけです。

母が私に求めていたのは、感情の共有(強制)と車という足だったようです。

なので、

母「お酒美味しいの知ってる?」
私「私は知らない、お母さんはわからないの?」
母「前に日帰りで行ってきたところがあるの!」
私「そうなんだ、そこのはいいの?」
母「とても良かったから、あそこのお酒買いに行きたいわ」
私「そうだね、行けたらいいね」
母「連れてってくれないかしら」
私「行ったことないけれど、行けると思うよ」
母「ではよろしく」

が正解だったのでしょう、たぶん。

母だけなのかと思っていたら、似たような話を他でも見かけたので『感情の共有』だったのかと思いました。

基本、母は強く出れる人にしかこういう態度はとりません。
言える人にしか言わず、言えない人には感情を共有しているふりをしています。
だから、外面はとてもいいのです。いい人だと思っている人が多いです。
共有しているふりをして、その人がいなくなったら、そう思わなかったと私に聞かせるのです。
聞かせて、私にもそう思えと感情の共有を強制します。

なので、私はこういう女性の感情の共有が苦手で、疎いです。
ですが、無意識に自分でもしているのだと気が付いたので、意識していこうと思いました。
このブログも記録と誰かの役に立てばと思いつつも、根幹に『感情の共有』があるのだと思います。