『毒親』『人格障害』と思える実母から逃走中の娘(30代)

専門家でもなければ、専門家から診断されたわけでもありませんので、『思う』実母から逃走中の私の話です。

少し掘り下げた気づくまでの話です

母が「もうしばらく来ないでほしい」と言うまでの話です。
その台詞が出るまでの数か月は母はとにかく忙しい身でした。
ですが、その忙しさの半分は聞いた私にしたら、しなくてもいい忙しさにしか感じられませんでした。
母の最初の忙しさは兄妹の引っ越しの手伝いだったのです。
母はもう年金生活に入ろうという年齢です。その上の兄妹ともなれば、それなりの大人だと思います。
なぜか、住むところを探すのを夫婦そろって一緒に手伝いに行っていました。
本当に何故かはわかりません。
色々な話の流れがあったのかもしれません。
善意もあったのかもしれません。

ですが、その疲れや兄妹の悪口ともいえる愚痴は全部私のところへ来ました。

私は、週に数回、母に整体をしておりましたので、しながら愚痴を聞くことが多かったです。
私自身も、母が機嫌を損ねないように、もしくは疲れた体をちゃんと良くなるようにと、愚痴を聞き、答えたりと色々していたつもりでしたが、少し入り込み過ぎたところもあったと思います。
近くには一緒に来ている2歳の子もいます。

私にしてみたら、何故それなりの大人に数人がかりで引っ越しの手伝いをする必要があるのかが疑問でした。
母が言うには、兄妹が困っているのだから助けるのは当然だというようなことを言うのです。
でも、悪口も山のように言うのです。
そして、何もなく静かに暮らしたいのにということまで言うのです。
私には、本当によくわかりませんでした。

今までは整体をしているときは、父が子供を散歩に連れて行っていました。
ですが、子供をよくわからず、ただただ可愛がりしかしない父に子守りを任せてしまった私はとても愚かだったと思います。
なので、途中から父に子守りを任せない方向で母にお願いをしたのです。

父は、子供がちょっとしたことで転ぶというのがわかりません。
転んでも、「自分は悪くない、何もしていない」というのです。
子供がちょっと我儘をいっても全部受け入れようとします。
なので、祖父には無理を言ってもいいと子供は思ったようです。
当然、言うことを聞きにくくなります。
夏の暑い日差しの下で、車が見たいからと30分以上もその場に立っていたりもされました。
注意をしても、「見たいといって動かないから」と子供のせいにします。
しまいには、工事車両が好きな子供を工事現場の近くへ連れていき見せていたりもしたそうです。
工事現場付近には近づいてはいけないものです。
そう、注意したところ子供には「お母さんが怒るから工事現場にはいかないよ」と言う始末です。

任せていた私が愚かだったのです。
母はそこで怒る私に、自分のせい(整体を受けているせい)で怒っているのがつらいと言うのです。

なので、父に子供を任せるのを止めて、子供には私と一緒にいてもらうことにしました。

今度はそうなると、母が思う存分に愚痴を言うことが出来ないのです。
子供がいなかった時は、本当に思う存分言っていたと思います。
いくら母でも子供に配慮して、言うのを堪えていたようです。
ですが、それもなかなか続かなくなってきて、子供がいる前でも愚痴を言い始めました。
一度、言い始めると次もどんどん言いやすくなったようで、当たり前のように言っていたと思います。
ただし、それでも子供の手前、抑えているため、ストレスが溜まっていきます。

そうなると、今度は子供に対してトゲトゲしくなっていったのです。
子供好きが聞いて呆れます。
大人しく絵本を読んで待っている子供を見て「こんなに大人しいのはおかしい、いつか爆発するよ」と子供の目の前で発言されました。

子供がかまってほしくて来るのですが、終わってからと私が言っているのに、母が構いだし、それを注意すると後でねと言いながら構い、後でなど構いません。
後は、昼食をはさむのですが、その後、私が止めてというのも聞かずに父と遊ばせ、私と話をしようとするのです。
子供と遊ぼうなんて様子は見受けられませんでした。

そして、兄妹の引っ越しの手伝いも終わりきらないうちに、弟の結婚話が出てきます。
弟は県外にいる為、実家に紹介にくる話や両親の顔合わせの話などが出てきました。
良かったことに、引っ越しが終わってから、顔合わせになったので、時期もかぶらずに済みましたが、母の心は穏やかにはなりませんでした。

母とのおでかけ予定の時も機嫌が悪く、行きたくないといい、それなら行くのをやめようかというと怒り出し、体調が悪いというので、整体からの立場から忙しすぎるから体を休めた方がいいと私が言えば、「休めないときもあるし、私はこんなに頑張ってるんだ、偉そうにいちいちうるさい」等言われ、子供のいない部屋に行き、物にあたって大声で文句を叫んでいたりしました。
子供の前ではなくとも、私にも子供にも聞こえています。
結局お出かけをすることになり、車の中では私が怒っていることに文句をつけ、ひたすら一人で怒っていました。
私も楽しいおでかけをする予定で伺っているのに、文句を言われ、助言も聞かず、一人で暴れられれば怒りもします。
小さな子供でもないのに、自己管理もせず、頑張ってるんだ!なんて言われてもと思いました。
私は母の娘であって親ではありません。
母が頑張っていることを認める立場にありませんし、したこともありますが、子供のくせにと結果嫌な思いをさせられます。
八つ当たりなのです。

会うたびに弟には言えない言葉を、ひたすら私にぶつけてきました。
私の結婚のときは、そのまま私にぶつけてきていたものを、弟のは私にぶつけるのです。
子供がいる前でです。
孫のことなんかどうでもいいという感じに見えました。
大事な息子のことを話す方が大事だったようです。

異常に感じた私は、弟にも気を付けるように連絡を入れるも、弟は被害者ではないようですから、対して反応もせず、それよりも仕事や顔合わせの準備などで、私になどかまっていられないかのような対応をされました。
私の伝え方も悪かったのだと思います。
何度も「愚痴を言いたいのか?」「母との話をこっちに持ってこないで」のようなことを言われました。
ですが、母との話ではなく、弟が結婚話のおかげで母から八つ当たりまでされ始めた私には、もう何が何だかわからなくなりました。
ただ、母が大事な息子の結婚で動揺していて、それが終わったら落ち着くだろうと甘いことを考えていたのです。
この時に、私と弟で、母の接し方に大きな差があることにだんだん気が付き始めました。
母は、私には八つ当たりを、弟にはいい顔をしていたようです。
私がいくら母がおかしいと言っても、弟は話した限りぜんぜんそんなことはないと言っていました。
顔合わせには出席しませんでしたが、弟が彼女に会わせたいからということで、私たちは実家に呼ばれて行きました。
それは別にいいことなのですが、ただ、呼ばれて行ったというより、その下準備に振り回されていたことは確かです。
どこそこの菓子屋さんの菓子を出したいから、連れて行ってほしいとか言われ、それは断りました。
断れば、不機嫌にどうしたらいいのか、どうしたらいいのかと私を責めます。
ですが、私も子供が小さいので菓子を買うためにわざわざ時間を割けません。
それに、父も車を持っているのだから行けるのです。路地が狭いから父の車では大変だから嫌だというのです。
車も運転したことのない母ですが、そういう注文は必ずつけてきます。
結局、そこの菓子は止めたようですが、止められる程度だったら巻き込まないでほしいです。

顔合わせも終わり、ひと段落したところで、母は愚痴をあまり言わないようになりました。
愚痴に関しては、「あまり言うのは良くないと気付いたから、もう言ってないからいいじゃない」と苛立つ口調で言われました。
今、言っていなければもういいじゃないかというのは、何度かされましたが、今まで言われてきたことがなくなったわけではないとは思わないみたいです。
そのかわり、母の思った通りの答えを私が言わないと、私を卑下するということが増えてきました。
そして、それまでは「貴方の子供だから、貴方が好きに育てればいい」とおおらかそうなことを言っていたのに、子供の育て方についてあれこれと文句を言い始めたのです。
流石に、子供についてまで口を出されたら私は引くわけにはいかないので、抵抗を続けていました。

あまりに口を出すので、私は思い切って母に「何故か?」と聞いてみました。
何故そういうことをしたらいいのか?しないほうがいいのか?
「私は旦那と二人で話し合って決めた方向でしていることだから、何故なのか教えてもらえたら、話し合って考えたいと思う」
そう聞きました。そうしたら驚く返事が返ってきました。
とても嫌そうな顔をしながら「私が見ていて嫌だから」と。
母の気持ちで口を出されていたようです。
そういった後に、「家族だけで決めて育てて行けばいいじゃない」と吐き捨てるように言われました。
家族で決めて育てていくのは、私にはとても当たり前のことのような気がします。
ですが、それが悪いことのように吐き捨てるように言われました。
罪悪感を持たせたかったのでしょうか?

それからすぐだったか、数日後だったのか忘れましたが、
「整体をしばらくお休みにします いままでありがとうございました」とメールがきました。
整体を受ける側の内容には思えないのですが、こうきました。
いつも、受けている側なのに、私の注意することはあまり聞かずにいるとは思いっていましたが、止めるときもそうなんだなとなんとなく思いました。
私は差しさわりのないようにと、忙しいようでしたらしばらくお休みにします。といったようなことを返しました。

用事があり、後日実家へ伺ったら
「もう来ないでほしい」の話になりました。
演技のような涙ながらに語る母を、子供は不思議そうに眺めていました。

もう子供に二度とあんなおかしな演技姿など見てほしくないと思っています。

もう来ないでほしいの話は次にまとめたいと思います。

 

今、書き出していて色々滅茶苦茶だったのだと改めて思いました。